top of page

よく噛むと血糖値は下がるのか

日野市・高幡不動で診療を行う内科医がわかりやすく解説

はじめに

「よく噛んで食べなさい」と言われたことは ありませんか。実はこの習慣は、単なる消化のためだけではなく、血糖値のコントロールにも深く関係しています。今回は、よく噛むことと血糖値の関係について医学的にわかりやすく 解説します。

結論

  •  よく噛むことで血糖値の急上昇(血糖スパイク)は抑えられる
  •  ただし「直接継続的な血糖値を下げる」わけではない

よく噛むことで食後の血糖値の急な上昇(血糖スパイク)を抑える効果が期待できますが、それだけで血糖値が改善するわけではありません

なぜよく噛むと血糖値が安定するのか

よく噛むと自然に食事時間が長くなります。 これが最も大きなポイントです。

  •  糖の吸収がゆるやかになる
  •  血糖値の急上昇を防ぐ

② インスリンの分泌が適切になる

早食いでは血糖値が一気に上がるため、   インスリンも過剰に分泌されます。よく噛むことで血糖の上昇がゆるやかになり、インスリンの過剰分泌を防ぐ結果として、血糖値の乱高下が起きにくくなります。

③ 満腹感が得られやすい

よく噛むことで脳の満腹中枢が刺激されます。食べすぎを防ぎ、摂取カロリーが減ることは長期的に見て糖尿病の改善・予防に重要です。

④ 消化・吸収が安定する

食べ物は細かくなるほど消化しやすくなります。胃腸への負担が減り、吸収のスピードが 安定することも血糖値の安定につながります。

どれくらい噛めばいいのか

目安として1口30回がよく知られていますが、実際には「飲み込むのがもったいない」   と感じる程度や自然にゆっくり食べることで 十分です。

よくある間違い

  •  噛めば血糖値が下がると思っている   → 直接下げる効果はありません
  •  噛めば何を食べてもいい   → 食事内容のほうが重要です
  •  噛むことを意識しすぎて続かない   → まずは「ゆっくり食べる」だけでOKです

今日からできる簡単な工夫

​・テレビやスマホを見ながら食べない

​・一口ごとに箸を置く

この3つだけでも、血糖値は大きく変わります。

​・最初の5分だけでも意識してゆっくり食べる

関連記事

まとめ

​▶食事は1日何回がベスト?
​▶夜遅い食事は血糖値にどう影響する?
​▶糖尿病の食事療法とは?
​▶糖尿病について詳しく知りたい方はこちら
アクセス・お問い合わせ

〒191-0031 東京都日野市高幡1009-7   TIKビル2階
042-599-7021
医療法人社団仁智会 鈴木内科クリニック

Web予約はこちら
bottom of page